
価値創造プロセスは、企業が将来にわたり、価値を創造しパーパス等を実現する道筋を表したもので、IIRC(現IFRS財団)が公表している「国際統合報告フレームワーク」において示されている「価値の創造・保全・毀損プロセス」(オクトパスモデルと呼ばれる)や経済産業省から公表されている「価値共創ガイダンス」等をベースに多くの統合報告書で記載されているものだ。価値創造プロセスは、統合報告書のコンテンツを凝縮した「統合報告書のサマリー」であり、統合報告書の最重要コンテンツの一つとも言える。各社の価値創造プロセスをみると、多くの図や画像を用いて工夫して作られており、その美しいデザインに魅了されることも多いが、様々な要素が含められている。
当レポートは、TOPIX100構成銘柄のうち、2023年1月から2023年12月末の間に狭義の統合報告書(※)を発行している85社を対象に、価値創造プロセスにおいて、どのような要素が含められているのか等を明らかにし、これから価値創造プロセスを作りたいと考えている、又は見直したいと考えている会社を対象に情報提供することを目的とする。
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