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寄稿

寄稿「サステナビリティ課題に対する認識と企業価値の向上に向けたストーリーの整備(非財務情報開示に関する投資家の期待)」 一般社団法人機関投資家協働対話フォーラム 代表理事・事務局長  山崎 直実

1.はじめに

 サステナビリティ課題が企業経営に影響を及ぼすとともに、無形資本・無形資産を含めた非財務情報の重要性が世界的に高まっている。複数の開示フレームワークの併存により、これまで企業を悩ませてきた「何を開示すべきか」という議論は、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)による基準設定、有価証券報告書へのサステナビリティ情報の記載欄新設、欧州の企業サステナビリティ報告指令(CSRD)の法制化など、国内外ともに非財務情報開示のルール化が相次ぎ、開示すべき事項が明確になってきている。

 一方、企業からは負荷増大に伴う「やらされ感」などの不満の声も聞こえてくる。投資家は本当に非財務情報が必要なのか、投資家は機械的に非財務情報をチェックしているだけではないかというような意見も伺う。

 そこで本稿では、このような現状を踏まえ、そもそも投資家が求めている非財務情報は何か。投資家の考え方と企業への期待を整理した。

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