宝印刷株式会社
研究員コラム
小谷主席研究員

研究員コラム「経営姿勢そのものの開示が効率の良い開示である」を発行しました。

仕事柄、国内に限らず比較対象企業の海外のアニュアルレポート、統合報告書、或いはサステナビリティレポートを読む機会が多い。そうすると昔、証券会社時代に無理やり海外の大学レベルのアカウンティングの教科書を読まされた際の印象がデジャブのように蘇ってくる。当時の日本語の財務諸表論の教科書は日本語で書かれているのにとても難解であった。一方、英和辞典を引き引き読む英語のアカウンティングの教科書は読み進めると必ずプラクティスがあり、それらを順にこなして行くと本来苦手で読むのにとても苦労する英語の方が理解しやすい。そんなデジャブを海外のアニュアルレポートを読むと感じるのである。日本語の統合報告書は日本語で本来読みやすいはずなのだが、海外の英語のアニュアルレポートの方が圧倒的に読みやすい。どこに差があるのであろうか。

 

また、開示の支援を行っていると、時折企業の開示担当者から「効率良く開示を行いたい」というニーズを聞くことがある。できるだけリソースをかけることなくチャチャっと開示資料を作成したいという意味なのだろうが、これを聞くと本当にこの企業大丈夫かな?と思ってしまうのは筆者だけだろうか。  

年初にあたり、この「効率よく開示を行う」という意味について考えを進めてみたい。

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