宝印刷D&IR研究所

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調査研究報告Research

研究員コラム

小谷主席研究員

研究員コラム「ESGを語らないと株主総会を乗り切れなくなる!!」は本当か???を発行しました。

2021年5月にESGを語らないと株主総会を乗り切れなくなる!!」 - あなたの会社は株主の期待に応えられますか、2022年6月に2022年版 ESGを語らないと株主総会を乗り切れなくなる!!」をアップして来たが、今年も2022年12月決算企業を中心とした米国の株主総会におけるESG関連株主提案を見て行きたいと思う。 しかし、今年はタイトルに「本当か???」を付けた。

 当初より米国における株主総会と日本では法の建付けも違い、米国におけるトレンドは一つの参考であるということは申し上げて来たが、今年の米国における株主提案に対する株主の評価を見ると「ESGを語らないと株主総会を乗り切れなくなる!!」というタイトルは少し過剰であったという自戒を込めて今回の研究員コラムであり、

コラムとしては一区切りつけることもあり、直近の2023年動向と共に、2019年から5年間のトレンドを見ていきたい。また、今回の内容は当研究所が7月末に発行予定の「研究室通信Vol.24」の抜粋版という位置づけにしており、詳細はそちらをご覧いただきたい。(注*)

 各論に移る前に一点だけ補足すると、母数はDow30銘柄と直近5年間でDowを外れた5社の合計35社を取り上げている。また、今までの母数35銘柄を分析することで果たして米国企業全体のトレンドと合致するのか見極める意味で、今回2023年単年ベースではあるが、これら超巨大企業35社と比較するため、一産業として比較的産業規模が分散して存在する金融機関38社との比較も後半で行う。

(注*):7月末発行予定研究室通信Vol.24が必要な方は宝印刷の担当営業にお問い合わせください。

    

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