宝印刷株式会社
研究員コラム
小谷主席研究員

研究員コラム「コロナ禍のその後に、攻めの開示の重要性」を発行しました

ホモ・デウスの後に

 若きイスラエルの歴史学者、ユヴァル・ノア・ハラリがその著書「ホモ・デウス テクノロジーとサピエンスの未来」の中で、「飢饉と疫病と戦争はおそらく、この先何十年も厖大な数の犠牲者を出し続けることだろう。とはいえ、それらはもはや、無力な人類の理解と制御の及ばない不可避の悲劇ではない。すでに、対処可能な課題になった。(略)飢饉や疫病や戦争が減ってきているとしたら、人類が取り組むべきことのリストで、何かが必ずそれらに取って代わるだろう。」と記し、取り組むべきことのリストとして「不死」「幸福」「神性」を掲げて喝采を浴びてきたこの時代、今回のコロナ禍は人類が未だ神ではないと悟るには十分な災いであった。

透明性協働

 想定外の疫病のパンデミックは世界中を震え上がらせ、日本企業のみならず世界中の企業が機能不全に陥っている。誰もが、何千年もの間、人類を不安にさせ悩ませていた3つの課題を3000年紀(西暦2001〜3000年)のこの時代、ついに解決したと思い込んでいた。しかし、映画で見たようなパンデミックが現実に起こっていることに誰もが驚くと同時になすすべもなく「自宅にいること」が最善の策である現実に戸惑っている。世界中が想定外の事態に、なすすべを失っている中で、今回のコロナ禍を通して筆者は二つの重要性を再認識した。

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