調査研究報告Research
研究員コラム
片桐研究室長
研究員コラム「タピオカブームから読み解く、CSR報告書の新たな意義」を発行しました

タピオカブームの再燃と新たな会話
筆者の印象だが「若い女性の長蛇の列の先は大よそタピオカ店」である。何故か今、タピオカブームが再燃している。日本でタピオカがブームになったのは1992年頃だと言われているが、26年たった今、LCC(ローコストキャリア)就航による台湾への旅行者の増加や、台湾企業の日本への進出などを要因として、とにもかくにも若者の間でタピオカが流行っているようだ。
カラフルでお洒落なこともあり、いわゆる「インスタ映え」するタピオカだが、「今後タピオカは何で吸うのか?」という会話は1992年にはなかったであろう。
拡がるプラスチック製ストローの廃止
察して頂いた方も多いと思うが、問題はタピオカを吸うための太いストローである。世界的な問題として認識されているマイクロプラスチックによる海洋汚染を防止するための一つの手段として、プラスチック製ストローが世界中で廃止される方向にある。
米マクドナルドは2018年6月、英国とアイルランドの計1,361店においてプラスチック製ストローを・・・